注入軟膏の特徴と使い方

注入軟膏って何?

ムネ製薬では、昭和58年8月に注入式痔疾薬として『ヂナンコーS』を一般用医薬品で発売しました。
現在では、各社から注入式が発売されており、坐薬・軟膏に続き一般的な剤形となっています。

実に30年以上も前からある剤形なのですが、いまだに見たことがない、使い方がわからないなど注入軟膏に対する疑問が多いようです。

ここでは注入軟膏の特徴や坐薬・軟膏との違いや症状別の使い方を解説いたします。

注入軟膏の特徴

秘書①注入軟膏の最大の特徴は、患者数が多いといわれる「いぼ痔(内痔核・外痔核)」、女性に多いとされる「きれ痔(裂肛)」の両方に使える点です。

軟膏は、塗布して使うため肛門の内側にできる内痔核には使えず、きれ痔や肛門の外側にできる外痔核に使われます。一方、坐薬は肛門の外側にできる外痔核には使えず、主に肛門の内側にできる内痔核に使われます。

注入軟膏は、いぼ痔でもきれ痔でも、中でも外でも、どちらでも使えるためとても便利です。

また、注入軟膏のもう一つの特徴は、急な痛みにいつでも対応できるよう持ち運びができる点です。

急な出血や痛みで困るのは、やはり外出先。注入軟膏は1回分ずつの個包装になっており、かさばらず、気軽に持ち出しが可能です。坐薬のように温度管理が必要でないため安心して持ち運びできます。

※坐薬は体温で溶けるように設計されているため温度管理が必要。

そのため、初めて使う方はもちろん普段、軟膏や坐薬を使用している方にもおすすめの剤形です。

注入軟膏は軟膏と坐薬が一つになったニュータイプ、忙しいあなたの味方です。

すごいぞ注入軟膏!軟膏・坐薬との違い

注入軟膏相槌

軟膏との違い

きれ痔や外痔核など外の痔に使用する場合は注入軟膏もしくは軟膏を使用します。注入軟膏は、軟膏状の薬剤が1回分ずつ小分けに入っています。そのため1回量がすぐにわかるため、使い残しや使い過ぎがありません。

個包装は1回分の使い切りのため衛生的で、外出先にも持ち運びしやすい点が好評です。

坐薬との違い

いぼ痔(内痔核)などの中の痔に使用する場合は、注入軟膏もしくは坐薬を使用します。

坐薬は体温で溶けるように設計されているため1~30℃に保管しないと溶けてしまいますが、注入軟膏はそのような温度管理が必要ありません。そのため外出先への持ち運びが容易です。

また坐薬と違い薬剤が軟膏状になっているため素早く患部に浸透し効果を発揮します。挿入時の違和感や痛みを考慮し挿入部であるノズルの直径は約6mmと坐薬より細く設計されています。

クリスタルカット容器

ムネ製薬の注入軟膏は、より使いやすいように独自の工夫がされています。

発売以来、お客様からアンケートを集め、不満点や改善点を集計し独自のクリスタルカット容器(※意匠登録済)を開発しました。

容器内の薬剤残りを減らす!プチっと押しやすいボディー部分

歯状線の奥まで届く!3.2cmの長めのノズル部分

挿入時の負担を軽減する!滑らかなノズルと丸みのある先端部分

注入軟膏のパイオニアとして考案された、使いやすい容器です。

また、内袋は、横から簡単に開けやすいマジックカットを採用しました。使用済みの容器を捨てる際に、内袋にいれて捨てることができます。

 

クリスタルカット容器

塗布する場合の使い方

きれ痔(裂肛)やいぼ痔(痔核)の中でも歯状線より外にできる外痔核の場合は、軟膏と同じように塗布して使用します。

痔の原因や症状はこちら

使い方

体勢

膝を曲げて立ち、手を後ろ側に回して塗布します。後ろに手を回すのが難しい場合は前側から股の間を通して塗布してください。
(横向きで寝た姿勢や仰向けでひざを曲げた姿勢などご自身が塗布しやすい体勢で行ってください)

使用について

ヂナンコーハイAXは1日2回を限度に使用します。朝の排便後や外出中に痛みが出た時、入浴後や就寝前に使用しましょう。

※非ステロイド(ヂナンコーソフト)の場合は、1日3回まで使用できます。

使用手順

手を洗い清潔にしてから薬剤を使用しましょう。

寒い時期など薬剤が固くなる場合があります、その場合は手の中で暖めると出やすくなります。

STEP

キャップを取ります。まわすように引っ張ると抜けやすいです。

STEP1きれ痔塗布

STEP

清潔な指又はガーゼに薬剤を出します。

直接、容器から塗布することもできます。

STEP2きれ痔塗布

STEP

患部に優しく塗り込みます。

強くこすらないように注意しましょう。

痛みが強い場合はしばらくガーゼなどで当てておきましょう。

有効成分は浸透します。軟膏基剤(白色の軟膏)が残る場合は数時間後に拭き取っても問題ありません。

STEP3-塗布

※一度、塗布に使用した薬剤は注入には使用しないでください。
 (薬剤が少なくなり効果が発揮できない場合があります)

10日ほどしても効果がみられない場合は、医療機関を受診してください。

注入する場合の使い方

主に歯状線より中にできたいぼ痔(内痔核)に使用します。坐薬のように肛門から挿入して使用します。

痔の原因や症状はこちら

使い方

体勢

膝を曲げて立ち、手を後ろ側に回して挿入します。後ろに手を回すのが難しい場合は前側から股の間を通して挿入してください。

(横向きで寝た姿勢や仰向けでひざを曲げた姿勢などご自身が挿入しやすい体勢で行ってください)

使用について

ヂナンコーハイAXは1日2回を限度に使用します。朝の排便後や外出中に痛みが出た時、入浴後や就寝前に使用しましょう。

※非ステロイド(ヂナンコーソフト)の場合は、1日3回まで使用できます。

脱肛について

いぼ痔(内核痔)の症状が悪化すると痔核が肛門の外に出てくる脱肛という症状が現れることがあります。痔が原因で脱肛が起こった場合、ワセリンを塗ったガーゼなどを指に巻いて、脱肛した部分をゆっくり押し戻すなどの応急処置があります。ただし、肛門から何か出ているというのは、いぼ痔(内核痔)の可能性もありますが、その他の似た病気の可能性もあります。原因が分からない場合は無理に戻さず、必ず医療機関を受診してください。

    使用手順

    手を洗い清潔にしてから薬を使用しましょう。

    寒い時期など薬剤が固くなる場合があります、その場合は手の中で暖めると出やすくなります。

    脱出している場合は、薬剤を少し塗ってから戻すと楽にできます。

    STEP

    キャップを取ります。まわすように引っ張ると抜けやすいです。

    STEP1きれ痔塗布

    STEP

    容器の滑りをよくするため薬剤を少量出して先端部に塗るか、ワセリンなどを先端部に塗ります。

     

    STEP2挿入

    STEP

    すこし容器先端から少し薬剤を出します。

    挿入しやすくなります。

    STEP3挿入

    STEP

    ノズル部分を肛門に入れ、薬剤をすべて出します。

    この時、全量注入するようにしましょう。

    (容器全体を入れないように注意してください)

    STEP4挿入

    STEP

    押したそのままの状態で肛門から容器を引き抜きます。

    STEP5挿入

    ※使用後の排便時に便の先に白い薬が残る場合があります。
     
    これは有効成分のみが患部に吸収され軟膏基剤が便と一緒に排出されるためです。効果に問題ありません。

    10日ほどしても効果がない場合は、医療機関へ受診してください。

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