浣腸って何?実は優秀な便秘薬

浣腸について

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浣腸について

品質管理皆さん浣腸薬(かんちょうやく)って何かご存知ですか?
昔ながらの便秘薬ですが、普段使用されている方でも成分は何か?なぜ効くのか?知らない人が多いようです。
浣腸薬がどのようなものなのか、市販されている浣腸薬の違いは何なのか?詳しくご説明します。

そもそも浣腸って何?

浣腸の成分

浣腸成分浣腸の主成分は何かご存知ですか?
実は『グリセリン』が50%、『水』が50%なんです。
”グリセリン”は化粧品や食品にも使われているパームヤシを原料とする植物由来成分で、無色透明、やや粘り気があります。
また、”水”は自社工場にて
イオン除去やろ過、殺菌された精製水を製造し浣腸薬に使用しています。

浣腸薬の各成分については日本薬局方に準じており、
一般的に売られている浣腸薬の処方は厚生労働省で決められた承認基準通りに製造されており効能・効果は
同じです。

なぜ浣腸って便秘に効くの?

浣腸の作用について

便秘は『3日以上便が出ていない』もしくはトイレに行っても『残便感がある』状態のことを言います。
口から入った食べ物が胃や腸など各消化器官で栄養分や水分を吸収された残りカスが、大腸を通り『便』となります。
浣腸効果①


本来直腸には便は溜まっておらずペチャンコの状態です。上から『便』が下りてくると、
便が直腸を押し広げその伸展をセンサーが感知し便意を催し排便を行います。

通常これで排便が起こりますが、トイレを我慢したり、ストレスで便意を感じなくなっている場合など
直腸に便がたまった状態が続くと、直腸が拡大し大量に溜まらないと便意が出なくなってしまいます。
早く出さないと便は固くなり、また大きな便を出すことは痛みや苦しさを伴います。

そんな時、浣腸の出番です。

浣腸効果②


 浣腸のキャップをとり、肛門に深く挿入し、ゆっくりと薬液を注入します。
 その時、薬液が冷たい場合はおなかが痛くなりやすいので、温湯などで人肌程度に温めてください。
  ※12歳以上は30gを使用します。

浣腸効果③

上手な浣腸の使い方はこちら⇒


グリセリンは吸水性が強いため、直腸に入ると、直腸内の浸透圧の関係で、腸壁から水分を引きよせます。
その水分と浣腸の水分で便を柔らかくします。
浣腸効果④


同時に腸壁に刺激が与えられることで、腸の蠕動運動が促され、トイレに行きたくなる、いわゆる便意を催します。
この時、すぐに排便すると薬剤だけ出てしまうことがあり、使用後2~5分我慢してから排便するようにして下さい。
浣腸効果⑤


このようにして浣腸薬は便を出やすい状態にし、便意を催させることで排便を促し、
たまった便を体外に排出します。

 非常にシンプルな便秘薬です。

浣腸効果⑥

慣れやクセについて

お客様から一番多い質問は、使用してクセにならないか?です、浣腸薬の成分は水とグリセリンなので、成分的にクセになることはありません。便秘ではない(直腸に便がたまっていない)のに使用するのは『連用』になりますが、便秘の時に使用するのは『常用』にあたり問題はありません。

ただし、直腸にある場合の便秘に対して非常に高い効果を発揮するため、たよりがちになり、その結果使用回数が増えたなどがあります、これはほかの便秘薬も同じですが、使い過ぎには注意しましょう。

できる限り食生活や運動で便秘にならないよう解決するのがベストですが、便をためてしまうのは良くないので上手に利用しましょう。

詳しくは専門の先生に監修いただき便秘の仕組みと解決法で解説いただいております。

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浣腸のメリット

浣腸のメリットは大きく3つあります。

メリット1

浣腸メリット① 使用した薬剤は、便と一緒に排便時に体外に排出されます。
飲む便秘薬のように体内に吸収されて作用されるのでないため副作用が少ない便秘薬です。

メリット2

浣腸メリット②

浣腸は即効性があり2~5分で効果を発揮する便秘薬です。便秘で苦しい時つらい時はもちろん、翌日、会議や旅行なのでトイレに行きたくない場合などあらかじめ浣腸で排便時間をコントロールすることができます。

メリット3

浣腸メリット③浣腸は0歳の赤ちゃんからおじいちゃん、おばあちゃんまで使える便秘薬。
成分がグリセリンと水なので、みんなが使える便秘薬として幅広い世代に効果を発揮します。

便秘で苦しい時、つらい時は浣腸!溜まって固くなる前に便を出して健康的な腸内環境を保ちましょう! 

浣腸薬の違いについて

たくさんある商品やブランドの違いは何?

一般的に市販されている浣腸薬は、厚生労働省の承認基準で処方が決まっているためどの商品も効能・効果は同じです。
しかし、各社容器が違うため使用時の使用感や薬剤の残り具合、ノズルの長さなど特徴があります。

自分に合った浣腸薬を見つけることをお勧めします。

イチジク型容器とジャバラ型容器の違い

浣腸薬は、一般的にイチジク型容器が普及しています。通常使用するにはまったく問題なく効果を発揮します。しかし、おなか部分は柔らかく押しやすくしていますが、容器の構造上、底部分が固く押しつぶしにくいため1/4~1/3程度、薬剤が残ってしまいます。

これがイチジク型容器の欠点です。当社が行っているアンケートでは、その薬剤残りを減らしたいとの声が一番多く不満に思う方が多いようです。

ジャバラ構造その声に答えるために試行錯誤して生まれたのが、ジャバラ型容器を採用した『コトブキ浣腸ひとおし』です。横ジャバラにすることで、最後まで押しつぶせるようになり薬剤残りをイチジク型容器の半分程度に抑えることができました。

さらに、ジャバラ構造のため力の弱い方や高齢の方、初めての方でも押しやすくなり、使いやすい浣腸として評判になり『兵庫ユニバーサルデザイン』も受賞することができました。立てて置けるため衛生的に使えるとの声もあります。

薬剤残りが少ないということは効果も高くなります。初めての方や力の弱い方は、ジャバラ型容器がおすすめです。

 

『ひとおし』の誕生秘話は全国でテレビ放映されました、非常に面白いのでぜひ一度ご覧ください。

ひとおし誕生秘話はこちら,

浣腸のグラムの違いと選び方

浣腸の選び方

浣腸薬は中身の成分はすべて同じですが、10g20g30g40gと4つのグラム違いがあります。

どれを使用するかは、使用者の年齢で分けられています。

下記を参照してください。

年齢区分 使用量(/回) 商品名
1歳未満

10gを1/2個

(容器の1/2線を目安にして下さい)

コトブキ10
1~5歳まで 10gを1個 コトブキ10
6~11歳まで 20gを1個 コトブキ20
12歳以上 30gもしくは40gを1個 コトブキ30・40
パステル30・40
ミカサ33・40
アイデアル30・40
ひとおし30
ひとおし40
L40

12歳以上の方については30g40gどちらを使っても構いませんが、

初めての方は30gから始めていただくことをお勧めします。

30gを使用しても便が出ないという方は40gの使用をお勧めします。

ノズルの長さの違い

一般的に使用する浣腸は3~5cm程度のものがあります。コトブキ浣腸L40は医療用と同じノズルを使用しているため挿入部分は6cmでストッパーがついています。

実際肛門に挿入する場合、2.5~3cmあれば十分に効果を発揮しますが、長いほうが使いやすいというお声もあり、ムネ製薬ではお好みのノズルの長さを選べるように通常ノズルのものからロングノズルのものまで取り扱っています。

なお測定は、実測で行っております(見た目以上に短くなっている場合があります)。

商品名 ノズルの長さ 容器タイプ
コトブキ10 約3.2cm イチジク型
コトブキ20 約3.2cm イチジク型
コトブキ30 約3.2cm イチジク型
コトブキ40 約3.2cm イチジク型
アイデアル30 約3.2cm イチジク型
アイデアル40 約3.2cm イチジク型
ミカサ33 約2.8cm イチジク型
ミカサ40 約3.2cm イチジク型
ひとおし30 約3.8cm ジャバラ型
ひとおし40 約4.2cm ジャバラ型(特許ノズル)
L40 約6.0cm(11.3cm) 医療タイプ

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